うつ病について
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うつ病の症状はこころとからだの両方に現れる?
 
風邪を引いたら、熱が出て、頭が痛くなり、盲腸になったらお腹が痛くなります。人のからだは病気になると何らかの症状が現れてきます。うつ病でもこれと同じようにさまざまな症状が現れるのです。ただし、うつ病が他の病気と違うところは、こころとからだの両方に症状が出ることです。
 【こころの症状】うつ病の大きな2つのこころの症状は、「憂うつ感」と「興味・関心の低下」です。
◆ 憂うつ感−感情面 ◆ 興味・関心の低下−意欲面
「憂うつだ」、「悲しい」、「何の希望もない」、「落ち込んでいる」というような感情です。前のA氏の例にもあったように、このような症状が午前中にひどく、午後から夕方にかけて改善してくるという“日内変動”があるのもうつ病の特徴の1つです。 ・今まで好きだったことにも
 打ち込めなくなる
・新聞を読む、テレビなどを見る
 気がしなくなる
・仕事への意欲が低下する
・何をするにもおっくうになる

軽いうつ病の場合は、このようなこころの症状が出ても、なんとか仕事などをこなしていけるため、うつ病の発見や受診を遅らせてしまいます。
◆その他のこころの症状が現れることもあります。
◆物事の判断がにぶくなる
◆自分に自信がなくなる
◆自分を責める
◆ささいなことから不安に陥りやすい
 【からだの症状】うつ病は、単なるこころの問題(気持ちの持ちよう)として考えられがちですが、症状はからだにも現れてきます。からだの症状にはさまざまなものがあります。以下のような症状が2週間以上もずっと続いているのに、「理由が分からない…」、「病院に行っても治らない…」、という人はうつ病を疑ってみてください。
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軽いうつ病を見逃さないでください。
風邪の引きはじめは、「ちょっと体調がおかしい…」という程度です。うつ病もこれと同じで、初期の軽い時期はこころよりも、からだのほうがちょっとおかしい状態が続きます。これらのからだの症状は、少し無理をすれば会社で仕事をしたり、日常生活をふつうに行えるため、ほとんどの人がうつ病を疑うことなく生活しています。また、このような軽症のうつ病の時期は、本人も周囲の人も「からだの病気だ」と思っているため、内科などを受診し、「異常がない」「原因が分からない」、「気のせい」などといわれ不安になっています。

ここで大切なことはからだの不調にもうつ病の可能性があることを知っておくことです。
これまで、原因が分からずに「眠れない・・」、「頭痛が続く」とからだの変調に悩まされていた人は、うつ病の症状や生活環境に当てはまるところがいくつかあるのではないでしょうか?
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