うつ病教室
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おくすりのはなし
Lesson3:抗うつ薬を服用するポイント

抗うつ薬を服用するポイントには、以下の3つがあります。

ポイント1 くすりは自分で勝手にやめない

「症状がよくなったから」とくすりの服用を医師の指示なく勝手にやめてしまう患者さんがいます。しかし、それはくすりによって症状が抑えられているだけですので、自分で勝手にくすりの服用をやめてしまうと症状がぶり返してしまうことがあります。そして、このような繰り返しはうつ病を長引かせる原因にもなります。そのため、くすりは医師の指示に従って服用を続けてください。
くすりの服用は本当に症状がよくなれば徐々に減らしていき、まったく服用しなくても大丈夫にもなります。また、くせになったりする常習性のあるくすりではないため、くすりに不安や否定感を抱かず積極的な気持ちで服用しましょう。


ポイント2 周囲の人はくすりをやめさせない
 
くすりを勝手にやめてはいけないことはポイント1でご説明しましたが、うつ病をよく理解していない周囲の人が、くせになることを恐れたり、くすりに頼ることは甘えていることだと考えて、患者さんがくすりをのむことを否定し、やめさせようとするケースがよくあります。このようなことは絶対にしないでください。

ポイント3 くすりはのみ忘れないように注意する
 
毎日くすりを服用するようになると、ついうっかりのみ忘れてしまうこともありますが、くすりは毎日のみ続けてこそ効果があります。
のみ忘れを防ぐためにも、またくすりをのんで治療を行っているという意識を持つためにも、カレンダーを付けたり、くすりをのむ時間を決めたりして積極的な気持ちでくすりを服用するようにしましょう。しかし、くすりをのみ忘れたからといって一気に2回分服用するようなことはやめてください。これは、よくあることですが、朝起きるのがつらいという患者さんが、朝、昼、夜の1日3回の服用が決められているくすりを、昼にまとめて2回分服用してしまいます。このようなことはからだに思わぬ副作用がでることもあります。朝、なかなか起きられない人や、よくのみ忘れる人は、1日1回の服用で効果が維持できるくすりもあるため医師に相談してみましょう。


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