強迫性障害(OCD)教室
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強迫性障害の原因
強迫性障害の治療
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強迫性障害の治療
強迫性障害のくすり

強迫性障害の治療のためのくすりには、強迫性障害の原因の1つと考えられている脳内のセロトニン系の異常を調整する働きを持つものを使用します。
セロトニン系の異常を調整するくすりの中でもSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、脳内神経伝達物質のうちのセロトニン系だけに選択的に作用して、神経終末のセロトニンを正常に近い状態に調整します。
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うつ病の治療では、SSRI以外にもさまざまな種類の抗うつ薬が使用されているのですが、強迫性障害では、SSRIが治療の中心となります。脳内の神経伝達物質にはセロトニン以外にもノルアドレナリンなどがあり、うつ病の場合はこれらを調整する働きを持つ抗うつ薬でも効果が認められることがあります。しかし、強迫性障害の場合は、ノルアドレナリンなどよりも、セロトニンを調整する働きが強いくすりの効果が大きいという報告が多いため、治療では主にSSRIが使用されます。
また、患者さんの症状によっては、抗不安薬や抗精神病薬を使用することもあります。
☆くすりによる治療を受けるときのポイント☆
強迫性障害に使用されるくすりはかぜなどで服用するくすりとは少し異なった特性があるため、くすりについてもよく理解しておくことが治療をスムーズに進めるために重要になります。
治療を始めてもすぐに症状が改善されないことや、副作用を心配して自己判断でくすりをのむことをやめる患者さんがいます。
特に強迫性障害のくすりは効き目が現れるまでに時間がかかります。長い場合には、2カ月くらい同じくすりをのみ続けて効果が現れることもあるため、自己判断で「このくすりは効かない」と止めてはいけません。このようなことは、症状を悪化させたり、治療を長引かせる原因にもなります。副作用を認めた場合にも、すぐに医師に相談して対策方法を聞くようにしましょう。強迫性障害は、焦らずゆっくり取り組めばよくなることが多いと言われています。
医師の指示通りに、ゆとりを持って治療に取り組むことが大切です。

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